# NFT処理を他のアカウントに委任 各アカウントは、自分に代わってNFTをMintすることができる認可されたMinterを最大一人設定することができまます。認可Minter機能を利用することで、クリエイターは別のアカウントにNFTをMintさせることができ、より多くのNFTを作ることに集中することができます。 ## 認可Minterの割り当て 認可Minterを`AccountSet`トランザクションで設定します。 ```js tx_json = { "TransactionType": "AccountSet", "Account": "rrE5EgHN4DfjXhR9USecudHm7UyhTYq6m", "NFTokenMinter": "r3riWB2TDWRmwmT7FRKdRHjqm6efYu4s9C", "SetFlag": xrpl.AccountSetAsfFlags.asfAuthorizedNFTokenMinter } ``` `NFTokenMinter` 同じXRP Ledgerインスタンス上のアカウントのIDです。`asfAuthorizedNFTokenMinter`フラグは`NFTokenMinter`に指定するアカウントが`Account`の代理としてNFTをMintすることを許可します。 *注記*: `asfAuthorizedNFTokenMinter`フラグは`AccountSet`トランザクションでのみ使用されます。これは、トランザクションがAccountRoot上のNFTokenMinterフィールドの存在または値に影響を与えるかどうかを示します。実際、AccountRootには対応するフラグはありません。 ## 認可Minterの割り当て解除 認可Minterを削除するには、`AccountSet`トランザクションを使用して、`asfAuthorizedNFTokenMinter`フラグをクリアしてください。 ```js tx_json = { "TransactionType": "AccountSet", "Account": "rrE5EgHN4DfjXhR9USecudHm7UyhTYq6m", "ClearFlag": xrpl.AccountSetAsfFlags.asfAuthorizedNFTokenMinter } ``` ## 他のアカウントのNFTをMintする 標準的な `NFTokenMint` トランザクションを使用して、別のアカウントのNFTをMintすることができます。違いは、`Issuer`フィールド、つまりNFTをMintするアカウントのIDを含める必要があることです。 ```js const transactionBlob = { "TransactionType": "NFTokenMint", "Account": "r3riWB2TDWRmwmT7FRKdRHjqm6efYu4s9C", "URI": xrpl.convertStringToHex("ipfs://bafybeigdyrzt5sfp7udm7hu76uh7y26nf4dfuylqabf3oclgtqy55fbzdi"), "Flags": 8, "TransferFee": 5000, "NFTokenTaxon": 0, "Issuer": "rrE5EgHN4DfjXhR9USecudHm7UyhTYq6m", // 別アカウントでMintする際に必要 } ``` NFTの所有者がNFTを売却した場合、取引手数料(売却額に対する割合)が`Issuer`に指定したアカウントに送金されまれます。