# NFTのバッチMint NFTokenオブジェクトを一括でMintする方法には、一般的に、オンデマンドでMintする方法とスクリプトでMintする方法の2つがあります。 ## オンデマンドMint (遅延Minting) オンデマンドMintモデルを使用する場合、発行者または潜在的購入者は、XRP LedgerからNFTokenオブジェクトの初期販売に対して購入または売却オファーを出します。初期販売を開始する準備ができたら、トークンをMintして、売却オファーを作成するか、購入オファーを受け入れて、取引を完了させます。 ### メリット * 売れ残りのNFTokenオブジェクトを保有するための準備金が発生しません。 * 売れると分かった時点でリアルタイムにNFTokenオブジェクトをMintします。 ### デメリット NFTokenオブジェクトの初回販売以前の市場活動は、XRP Ledgerには記録されません。これは、一部のアプリケーションでは問題にならない場合があります。 ## スクリプトMinting プログラムまたはスクリプトを使用して、一度に多数のトークンをMintします。[チケット](/ja/docs/concepts/accounts/tickets)を使えば、1度に200件までのトランザクションを並行して処理することができます。 実用例としては、チュートリアルの[JavaScriptでNFTをバッチMint](/ja/docs/tutorials/javascript/nfts/batch-mint-nfts)をご覧ください ### メリット * NFToken オブジェクトは事前にMintされます。 * NFTokenオブジェクトの初回販売の市場活動は台帳に記録されます。 ### デメリット NFTokenオブジェクトをMintする際には、[準備金要件](/ja/docs/concepts/accounts/reserves)を満たす必要があります。目安としては、現在の準備金レートで、NFTokenオブジェクトあたりおよそ1/12XRPです。十分なXRPがない場合は、XRPが調達できるまで、Mintトランザクションは失敗します。