# gRPCの設定 `rippled`サーバは[P2Pモードサーバ](/ja/docs/concepts/networks-and-servers/rippled-server-modes)が提供できる限定的な[gRPC API](https://grpc.io/)を持っています。レポートモードのサーバはこのAPIを使って、最新の有効なレジャーやトランザクションに関するデータを取得します。新しい設定を使って、サーバ上でgRPC APIを有効にすることができます。 gRPCのサポートは、特にP2Pモードサーバからレポートモードサーバにデータを提供することを目的としています。gRPC APIは予告なく変更される可能性がありますし、将来のバージョンで完全に削除される可能性もあります。 ## 前提条件 gRPCを有効にするには、次の前提条件を満たす必要があります。 - [rippledのインストール](/ja/docs/infrastructure/installation)が必要です。. - サーバは選択したポートに接続できる必要があります。 ## 手順 サーバでgRPCを有効にするには、以下の手順を実行します。 1. `[port_grpc]`が`rippled`設定ファイルにあることを確認してください。 ``` [port_grpc] port = 50051 ip = 127.0.0.1 ``` - `port`はサーバがクライアントアプリケーションからのgRPC接続を待ち受けるポートを定義します。推奨されるポートは`50051`です。 - ip`はサーバが待ち受けるインタフェースを定義します。127.0.0.1`はローカルループバックネットワーク(同じマシン)への接続を制限し、デフォルトで有効になっています。この値を`0.0.0.0`に変更すると、利用可能なすべてのネットワークインターフェイスを待ち受けます。 2. `rippled`サービスを開始(または再起動)します。 ``` sudo systemctl restart rippled ``` ## 関連項目 - **コンセプト:** - [XRP Ledgerの概要](/about/) - [`rippled`サーバのモード](/ja/docs/concepts/networks-and-servers/rippled-server-modes) - **チュートリアル:** - [HTTP / WebSocketAPIを使ってみる](/ja/docs/tutorials/http-websocket-apis/build-apps/get-started) - [信頼できるトランザクションの送信](/ja/docs/concepts/transactions/reliable-transaction-submission) - [rippledサーバの管理](/ja/docs/infrastructure/installation/install-rippled-on-ubuntu) - **リファレンス:** - [HTTP / WebSocket APIリファレンス](/ja/docs/references/http-websocket-apis)