# Amendments [[ソース]](https://github.com/XRPLF/rippled/blob/master/src/ripple/protocol/impl/LedgerFormats.cpp#L110-L113) `Amendments`オブジェクトタイプには、現在アクティブな[Amendment](/ja/docs/concepts/networks-and-servers/amendments)のリストが含まれています。各レジャーバージョンには**最大で1つの**`Amendments`オブジェクトが含まれています。 ## のJSONの例 ```json { "Amendments": [ "42426C4D4F1009EE67080A9B7965B44656D7714D104A72F9B4369F97ABF044EE", "4C97EBA926031A7CF7D7B36FDE3ED66DDA5421192D63DE53FFB46E43B9DC8373", // (... Long list of enabled amendment IDs ...) "03BDC0099C4E14163ADA272C1B6F6FABB448CC3E51F522F978041E4B57D9158C", "35291ADD2D79EB6991343BDA0912269C817D0F094B02226C1C14AD2858962ED4" ], "Flags": 0, "LedgerEntryType": "Amendments", "Majorities": [ { "Majority": { "Amendment": "7BB62DC13EC72B775091E9C71BF8CF97E122647693B50C5E87A80DFD6FCFAC50", "CloseTime": 779561310 } }, { "Majority": { "Amendment": "755C971C29971C9F20C6F080F2ED96F87884E40AD19554A5EBECDCEC8A1F77FE", "CloseTime": 779561310 } } ], "index": "7DB0788C020F02780A673DC74757F23823FA3014C1866E72CC4CD8B226CD6EF4" } ``` ## のフィールド [共通フィールド](/ja/docs/references/protocol/transactions/common-fields)に加えて、エントリは以下のフィールドを使用します。 | 名前 | JSONの型 | [内部の型](/ja/docs/references/protocol/binary-format) | 必須? | 説明 | | --- | --- | --- | --- | --- | | `Amendments` | 配列 | VECTOR256 | いいえ | *(省略可)* 現在有効なすべてのAmendmentの256ビット[Amendment ID](/ja/docs/concepts/networks-and-servers/amendments)からなる配列。省略されている場合は、有効なAmendmentがありません。 | | `Flags` | 数値 | UInt32 | はい | ブール値フラグのビットマップ。Amendmentオブジェクトタイプにはフラグが定義されていないため、この値は常に`0`です。 | | `LedgerEntryType` | 文字列 | UInt16 | はい | 値が`0x0066`(文字列`Amendments`にマッピング)の場合は、このオブジェクトがXRP **Ledgerに対するAmendmentのステータスを記述していることを示します**。 | | `Majorities` | 配列 | Array | いいえ | *(省略可)* 過半数の支持を得ているがまだ有効になっていないAmendmentのステータスを記述するオブジェクトの配列。省略されている場合は、過半数の支持を得ている保留中のAmendmentがありません。 | | `PreviousTxnID` | 文字列 | UInt256 | いいえ | このエントリを最後に変更したトランザクションの識別ハッシュ。 | | `PreviousTxnLgrSeq` | 数値 | UInt32 | いいえ | このエントリを最後に変更したトランザクションが含まれる[レジャーインデックス](/ja/docs/references/protocol/ledger-data/ledger-header)。 | `Majorities`フィールドにメンバーが含まれている場合、各メンバーは`Majority`フィールドのみが含まれているオブジェクトです。このフィールドの内容は、以下のフィールドからなるネストオブジェクトです。 | 名前 | JSONの型 | [内部の型](/ja/docs/references/protocol/binary-format) | 説明 | | --- | --- | --- | --- | | `Amendment` | 文字列 | UInt256 | 保留中のAmendmentのAmendment ID。 | | `CloseTime` | 数値 | UInt32 | このAmendmentが最後に過半数の支持を得たレジャーバージョンの[`close_time`フィールド](/ja/docs/references/protocol/ledger-data/ledger-header)。 | [Amendmentプロセス](/ja/docs/concepts/networks-and-servers/amendments#amendment%E3%83%97%E3%83%AD%E3%82%BB%E3%82%B9)では、80%以上のバリデータが新しいAmendmentを支持してバリデータのコンセンサスが得られると、`tfGotMajority`フラグを指定した[EnableAmendment](/ja/docs/references/protocol/transactions/pseudo-transaction-types/enableamendment)疑似トランザクションを使用してこの新しいAmendmentが`Majorities`フィールドに追加されます。保留中のAmendmentの支持が80%を下回ると、`tfLostMajority`フラグが指定された[EnableAmendment](/ja/docs/references/protocol/transactions/pseudo-transaction-types/enableamendment)疑似トランザクションによりそのAmendmentが`Majorities`配列から削除されます。Amendmentが`Majorities`フィールドに含まれている状態が2週間以上継続している場合、フラグが指定されていない[EnableAmendment](/ja/docs/references/protocol/transactions/pseudo-transaction-types/enableamendment)疑似トランザクションによってそのAmendmentは`Majorities`から削除され、`Amendments`フィールドに恒久的に追加されます。 実際には、レジャー内のすべてのトランザクションは、その直前のレジャーバージョンで有効になっているAmendmentに基づいて処理されます。Amendmentが有効になったレジャーバージョンにトランザクションを適用する場合、このルールでは中間レジャーは変更されません。レジャーの閉鎖後、適用された新しいAmendmentにより定義される新しいルールが次のレジャーで使用されます。 ## のフラグ エントリに定義されているフラグはありません。 ## の準備金 エントリは準備金が不要です。 ## Amendment IDのフォーマット `Amendments`オブジェクトIDは、`Amendments`スペースキー(`0x0066`)のハッシュのみです。つまり、レジャーの`Amendments`オブジェクトのIDは常に次の値になります: ``` 7DB0788C020F02780A673DC74757F23823FA3014C1866E72CC4CD8B226CD6EF4 ``` (`Amendments`レジャーオブジェクトタイプのIDと、個々のAmendmentのAmendment IDを混同しないでください。)