# AMMDelete [[ソース]](https://github.com/XRPLF/rippled/blob/master/src/xrpld/app/tx/detail/AMMDelete.cpp) AMM 自動で削除しきれなかった空の[自動マーケットメーカー](/ja/docs/concepts/tokens/decentralized-exchange/automated-market-makers)(AMM)インスタンスを削除します。 通常、[AMMWithdrawトランザクション](/ja/docs/references/protocol/transactions/types/ammwithdraw)は、AMMのプールからすべての資産を引き出すと、AMMと関連するすべてのレジャーエントリを自動的に削除します。ただし、AMMアカウントへのトラストラインが多すぎて1回のトランザクションで削除できない場合は、AMMの削除を行わない場合があります。しかしこの場合でも、AMMDeleteトランザクションは最大512のトラストラインを削除します。すべてのトラストラインとそのAMMを削除するには、数回のAMMDeleteトランザクションが必要な場合があります。いずれの場合も、AMMとAccountRootのレジャーエントリが削除されるのは、最後のトランザクションのみです。 ## JSONの例 ```json { "Account" : "rJVUeRqDFNs2xqA7ncVE6ZoAhPUoaJJSQm", "Asset" : { "currency" : "XRP" }, "Asset2" : { "currency" : "TST", "issuer" : "rP9jPyP5kyvFRb6ZiRghAGw5u8SGAmU4bd" }, "Fee" : "10", "Flags" : 0, "Sequence" : 9, "TransactionType" : "AMMDelete" } ``` ## フィールド [共通フィールド](/ja/docs/references/protocol/transactions/common-fields)に加えて、トランザクションは以下のフィールドを使用します。 | フィールド | JSONの型 | [内部の型](/ja/docs/references/protocol/binary-format) | 必須? | 説明 | | --- | --- | --- | --- | --- | | `Asset` | オブジェクト | STIssue | はい | AMMのプールにある資産の一つを定義します。JSONでは、`currency`と`issuer`フィールドを持つオブジェクトになります(XRPの場合は`issuer`を省略します)。 | | `Asset2` | オブジェクト | STIssue | はい | AMMのプールにあるもう一つの資産を定義します。JSONでは、`currency`と`issuer`フィールドを持つオブジェクトです(XRPの場合は`issuer`を省略)。 | ## エラーケース AMMCreateトランザクションでは、すべてのトランザクションで発生する可能性のあるエラーの他に、以下の[トランザクション結果コード](/ja/docs/references/protocol/transactions/transaction-results)が発生する可能性があります。 | エラーコード | 説明 | | --- | --- | | `tecAMM_NOT_EMPTY` | AMMが空でないため、削除することができません。AMMの流動性プロバイダーの一人である場合は、まず[AMMWithdraw](/ja/docs/references/protocol/transactions/types/ammwithdraw)を使用してください。 | | `tecINCOMPLETE` | 関連するレジャーエントリを可能な限り削除しましたが、AMM は完全には削除されませんでした。別の AMMDelete トランザクションを送信して、作業を続行し、完了させることができます。 | | `terNO_AMM` | 指定したAMMが存在しません。(すでに削除されているか、指定したAMMの資産が間違っている可能性があります)。 |