# DIDSet [[ソース]](https://github.com/XRPLF/rippled/blob/master/src/xrpld/app/tx/detail/DID.cpp) *([DID Amendment](/ja/resources/known-amendments#did))* 新しい[DIDレジャーエントリ](/ja/docs/references/protocol/ledger-data/ledger-entry-types/did)を作成したり、既存の項目を更新したりします。 ## JSONの例 ```json { "TransactionType": "DIDSet", "Account": "rHb9CJAWyB4rj91VRWn96DkukG4bwdtyTh", "Fee": "10", "Sequence": 391, "URI": "697066733A2F2F62616679626569676479727A74357366703775646D37687537367568377932366E6634646675796C71616266336F636C67747179353566627A6469", "Data": "", "SigningPubKey":"0330E7FC9D56BB25D6893BA3F317AE5BCF33B3291BD63DB32654A313222F7FD020" } ``` ## フィールド [共通フィールド](/ja/docs/references/protocol/transactions/common-fields)に加えて、トランザクションは以下のフィールドを使用します。 | フィールド | JSONの型 | [内部の型](/ja/docs/references/protocol/binary-format) | 必須? | 説明 | | --- | --- | --- | --- | --- | | `Data` | 文字列 | Blob | いいえ | DIDに関連付けられたID情報の公開証明。 | | `DIDDocument` | 文字列 | Blob | いいえ | DIDに関連付けられたDIDドキュメント。 | | `URI` | 文字列 | Blob | いいえ | DIDに関連付けられたデータを指すユニバーサルリソース識別子 | `DIDSet`トランザクションを送信するときには`Data`、`DIDDocument`、`URI`のいずれかを含める必要があります。この3つのフィールドが欠けていると、トランザクションは失敗します。 既存のDIDレジャーエントリから`Data`、`DIDDocument`、`URI`フィールドを削除するには、そのフィールドを空文字列として設定します。 ## エラーケース すべてのトランザクションで発生する可能性のあるエラーに加えて、トランザクションでは、次の[トランザクション結果コード](/ja/docs/references/protocol/transactions/transaction-results)が発生する可能性があります。 | エラーコード | 説明 | | --- | --- | | `tecEMPTY_DID` | トランザクションによって空のDIDレジャーエントリを作成しています。更新によって`Data`、`DIDDocument`、`URI`フィールドが削除されていないか確認してください。 | | `temEMPTY_DID` | トランザクションが不正で、DID情報がありません。`Data`、`DIDDocument`、`URI`フィールドのいずれかを含めてください。 |