ドキュメントへの貢献
XRP Ledger開発者ポータルへの貢献を検討いただきありがとうございます!
私たちは、あなたが興味を持ってくださっていることにとても感動しています。XRP Ledger(XRPL)へ貢献することは、XRPLついて学ぶ素晴らしい機会です。
私たちはあなたのプルリクエストを喜んでレビューします。プロセスをできるだけ円滑に進めるため、このドキュメントを読み、記載されているガイドラインに従ってください。
当サイトについて
XRPL Dev Portalでは、開発者が開発を開始するためのサンプルコードやその他の情報を含む、XRP Ledgerの包括的なドキュメントを提供しています。
本プロジェクトの公式リポジトリはhttps://github.com/XRPLF/xrpl-dev-portalとなっています。投稿の著作権はそれぞれの投稿者に帰属しますが、MITライセンスの下で提供されなければなりません。
リポジトリの構成
TODO: Update this translation
_api-examples/
- Sample API requests and responses, especially ones used in the documentation._code-samples/
- Code samples used or referenced by the documentation. Where possible, these are fully functional / executable scripts.@i18n
- Translations into languages other than English. Currently, only Japanese.@theme
- Overrides and custom components used in Markdoc contents as well as custom React pages.about/
- Source files for the About section's pages.blog/
- Source files for the XRPL Dev Blog.community/
- Source files for the Community section's pages.docs/
- Source files used to build the documentation. Mostly in Markdown.docs/_snippets/
- Reusable pieces of text used in the documentation.docs/img/
- Diagrams and other images used in the documentation.docs/img/_sources/
- Source files for images used in the documentation, where available.
locale/
- DEPRECATED Old localization files.resources/
- Source files for the Resources section's pages.shared/
- Configuration files for some dependencies like CodeMirror.static/
- Static files used by the site's templates and theme.styles/
- SCSS source files for custom CSS.redirects.yaml
- Definitions of redirects from old site URLs to current paths.redocly.yaml
- Main config file for the site.sidebars.yaml
- Defines sidebars for the Documentation and Resources sections.top-nav.yaml
- Defines the main top nav elements.
プルリクエストが承認されるための条件
レビューやマージが承認される前に、それぞれのプルリクエストは以下の条件を満たしていなければなりません。
Dactylのセットアップ
ポータルはDactylを使用して構築されています。
DactylにはPython 3が必要です。pipを使ってインストールしてください:
pip3 install dactyl
サイトの構築
このリポジトリでは、Dactylを使用して、すべてのドキュメントのHTMLをビルドしています。Dactylのセットアップを行った後、プロジェクトのルートディレクトリからサイトをビルドすることができます。
dactyl_build
生成されたコンテンツはout/
ディレクトリに出力されます。これらのコンテンツはウェブブラウザでファイルとして開いたり、ウェブサーバで静的コンテンツとして扱うことができます。
ルートディレクトリからリンクチェックやスタイルチェックを実行することもできます。
リンクチェックは出力フォルダを空にしてからビルドしてください。
dactyl_link_checker
スタイルチェックは実験的なものです。
dactyl_style_checker
設定ファイルのフォーマット
このリポジトリでは、dactyl-config.yml
ファイルのメタデータとページのfrontmatterを使って、ヘッダー、フッター、サイドバー、パンくずリストなどのナビゲーション要素を生成します。
新しいページを追加する場合、dactyl-config.yml
ファイルのpages配列の適切な位置に追加する必要があります。追加例は次のようになります。
- md: concepts/the-rippled-server/the-rippled-server.md targets: - en - ja # 翻訳コンテンツがない場合、全てのターゲットを対象とします。
Markdownファイル自体は、以下のようなfrontmatterで始まる必要があります。
--- html: the-rippled-server.html parent: concepts.html metadata: indexPage: true seo: description: rippled is the core peer-to-peer server that manages the XRP Ledger. This section covers concepts that help you learn the "what" and "why" behind fundamental aspects of the rippled server. ---
少なくとも、ほとんどのページには html
、parent
、blurb
フィールドが必要です(さらに、設定ファイルではmd
フィールドとtargets
フィールドも必要です)。ここに、またはページの設定ファイルのエントリに任意のキーと値のペアを記述することができますが、以下のものが関係しています。
規約
ページを作成する際には、以下の規約に従ってください。
HTMLのファイル名とMDのファイル名は、拡張子を除いて完全に一致していなければなりません。
ファイル名は"and"や"the"のような単語を含め、ページのタイトルと密接に一致する必要がありますが、スペースや句読点の代わりにハイフンを使用し、すべて小文字にする必要があります。例えば、
cash-a-check-for-an-exact-amount.md
のようにします。ページのタイトルを変更した場合は、ファイル名も変更する必要があります。(すでに別のURLで公開されている場合は、古いURLからのリダイレクトを残してください)常にh1ヘッダーでページを始めます。
ページの一番上のh1アンカーにはリンクせず、アンカーなしでページ自体にリンクしてください。これは翻訳時のリンク切れを防ぐのに役立ちます。以降のヘッダーへのリンクは問題ありません。
ページのタイトルに書式( italics や
code font
など)を使わないでください。Markdownファイルのテキストを折り返さないでください。
コードサンプルの場合、行は80文字以下になるようにしてください。
迷ったら、Ciro SantilliのMarkdownスタイルガイド (Writability Profile)に従ってください。
カテゴリ内のページはそのカテゴリの名前のサブフォルダにあるべきですが、(特にページのタイトルが親ディレクトリにもある単語を含んでいる場合は)あまり冗長でなく、ファイル名
index.md
とフォルダ名に似たタイトルを持つべきです。例えば、「プロトコルリファレンス」のインデックスページはreferences/protocol/index.md
です。Markdownやコードサンプルでは、インデントにタブ文字を使用しないでください。JavaScriptのコードサンプルでは、1字下げにつき2個のスペースを使用してください。
技術用語
以下の単語やフレーズを説明通りに使用してください。
用語 | 避けるべき用語 | 備考 |
---|---|---|
API, APIs | API's, RPC | Application Programming Interface (アプリケーション・プログラミング・インターフェース)、ソフトウェアが他のソフトウェアと接続するための機能と定義のセット。 |
コアサーバ, XRP Ledgerのコアサーバ | rippled | rippled という名前は近い将来廃止される可能性が高いので、より一般的な名前で呼ぶことを推奨します。必要なときは、rippled をすべて小文字で、コードフォントで呼んでください。(発音は "リップルディー" で、"d" は UNIX の伝統に従って"daemon"を意味します)。 |
金融機関 | 銀行, FI, PSP (決済サービスプロバイダ) | この用語は、銀行 や他の用語よりも幅広いビジネスを包含し、業界の専門用語の理解に依存しません。 |
レジャーエントリ | レジャーオブジェクト, ノード | XRP Ledgerの状態データ内の単一のオブジェクト。レジャーオブジェクト という用語は、これらの一つを指すこともあれば、レジャー全体を指すこともあります。レジャーの状態データはグラフとして想定できるため、ノード という用語が使われることもありましたが、ノード には他の用途もあるため、混乱を招きます。 |
流動性提供者 | マーケットメイカー | 2つの通貨または資産間の売買を提供し、多くの場合、取引間の価格差から利益を得る企業または個人。マーケットメーカーという用語は、法域によっては特定の法律上の定義があり、すべての同じ状況で適用されるとは限りません。 |
悪質業者 | ハッカー | 個人、組織、または自動化されたツールなどによる、機密情報の取得、暗号化の解除、サービスの拒否、その他の安全なリソースへの攻撃を試みる可能性のあるもの。 |
PostgreSQL | Postgres | リレーショナルデータベース・ソフトウェアの特定のブランド。非公式な短いバージョンではなく、常に完全な名前を使用します。 |
オーダーブック | オファーブック | マッチングされ約定されるのを待っているトレード注文のコレクション。通常は取引レートごとにソートされています。 |
サーバ | ノード | サーバとは、ソフトウェアやハードウェアのことで、特にXRP Ledgerのピアツーピアネットワークに接続するものを指します。ノード という用語はこの目的のために使われることもありますが、グラフのエントリやJavaScriptインタプリタであるNode.jsなど、他の意味でも多用されます。 |
ステーブルコイン発行者 | ゲートウェイ | 発行者とは、XRP Ledgerにおいてトークンを発行する組織です。ステーブルコインとは、発行者が外部の資産(例えば不換紙幣)に完全に裏付けられていることを約束しているトークンのことで、ステーブルコインの発行者は、その2つの資産を(場合によっては手数料を払って)交換する入出金操作を提供します。以前は、このユースケースを表現するために(特にリップル社によって)ゲートウェイ という用語が使用されていましたが、業界の他の部分は代わりに ステーブルコイン発行者 を採用しました。 |
トランザクションコスト | トランザクション手数料 | XRP Ledgerでトランザクションを送信するために消費されるXRPの金額。これはトランザクションのFee フィールドで指定されますが、手数料 という用語は誰かにお金を支払うことを意味するため、コスト の方が望ましいです。 |
トークン | IOU, issuances, issues, 発行済み通貨 | XRP Ledgerのトークンは、IOU という名前から想像されるように、レジャーの外部にある価値を表すことはできません。必要であれば、代替可能トークン を使用して、非代替性トークン(NFT)と区別してください。 |
ウォレット | ウォレット | 文脈によっては、ウォレット はハードウェア、ソフトウェア、暗号鍵ペア、またはオンラインサービスを指します。意味が明確になるように十分な文脈を提供するか、キーペア や クライアントアプリケーション などの別の表現を使用してください。 |
XRP | Ripple, リップル | XRP Ledgerのネイティブデジタルアセットまたは暗号通貨。XRPはレジャーの外部の価値を表すトークンではありません。 |
XRP Ledger | Ripple, リップル, Ripple Network, リップルネットワーク, RCL | XRP Ledgerは、過去に様々な場面で「リップルネットワーク」や「リップルコンセンサスレジャー」あるいは「RCL」と呼ばれていました。これらの名称は、コアサーバのリファレンス実装を開発しているRipple(Ripple Labs)の社名と類似しているため、紛らわしく、廃止されました。 |
XRPL | XRPL | XRP Ledger の略です。XRPL は不明瞭で、XRP のタイプミスのように見えることがあります。 |
Frontmatterのフィールド
このリポジトリのMarkdownファイルのfronmatterは任意のキーと値のペアを含むことができます。以下のフィールドは特定の用途や意味を持ちます。
フィールド | 型 | 内容 |
---|---|---|
html | String | ページの出力ファイル名。.html で終わり、ターゲット内で一意でなければなりません。翻訳版のページでは、ファイル名は英語版のページと同じにしてください。 |
parent | String | ページの「親」ページのhtml の値。このページがナビゲーションのどこに表示されるかを示します。 |
blurb | String | ページの要約文(プレーンテキストのみ)。ランディングページやソーシャルメディア上でリンクを展開する際のメタデータなど、さまざまな場所に表示されます。 |
name | String | ページ名(プレーンテキストのみ)。 Markdownコンテンツのあるファイルでは、Dactylがコンテンツの最初の行のヘッダーから自動的に検出できるため、これを省略する必要があります。これは通常、Markdownファイルを持たないランディングページやその他の特別なページでのみ提供されます。 |
template | String | このページで使用するテンプレートファイルのファイル名(template/ ディレクトリ内)。ほとんどのページはデフォルトのテンプレートを使用します。pagetype-category.html.jinja テンプレートは最後に子ページのリストを表示します。特別な、あるいは特にユニークなレイアウトを持つページには、個別のテンプレートが必要になることがあります(通常、page- で始まります)。 |
status | String | XRP Ledgerメインネットでまだ有効になっていない修正に関連するページでは、not_enabled を使用します。これにより、ナビゲーションのページの横にツールチップ付きの"フラスコ"バッジが表示されます。 |
nav_omit | Boolean | ナビゲーション要素にこのページを表示しないようにするにはtrue を使用します。 |
top_nav_omit | Boolean | ページトップのドロップダウンナビゲーションに表示しないようにするには、true を使用します。 |
top_nav_level | Number | トップナビのドロップダウンでページのインデントレベルを調整します。レベル2 は、ドロップダウン内でその上のページの子のように表示されるようにインデントされます。 |
sidebar | String | U左右のサイドバーを非表示にするには、disabled を使用します(ページがベーステンプレートから派生したテンプレートを使用している場合)。 |
fb_card | String | Facebookでこのページへのリンクを展開する際に使用する画像のファイル名(assets/img/ 内)。 |
twitter_card | String | Twitterでこのページへのリンクを展開する際に使用する画像のファイル名(assets/img/ 内)。 |
redirect_url | String | template: pagetype-redirect.html.jinja でのみ使用します。ユーザがこのページに移動したときに、指定されたURLに自動的にリダイレクトします。 |
cta_text | String | このページにリンクする「call to action」ボタンに表示されるテキスト(特別なランディングページにて表示されます)。 |
curated_anchors | Array of Objects | 子ページと同様に、ランディングページに表示するためのアンカーです。配列の各オブジェクトは、人間が読めるname フィールド("Available Modes" など) と、リンク先のHTML IDを持つanchor フィールド("#available-modes" など)を持つ必要があります。 |
skip_spell_checker | Boolean | true を使用すると、Dactylのスタイルチェッカーがこのページのスペルチェックをスキップします。 |
filters | Array of Strings | このページで使用する追加フィルタのリストです。フィルタはPythonスクリプトで、ページ内容の事前または事後の追加処理を行います。 |
canonical_url | String | クエリパラメータを受け取るページの正規URLを提供します。検索エンジンやその他のツールは、ページにリンクする際にこれを使用する可能性があります。 |
embed_xrpl_js | Boolean | 最新版のxrpl.jsをこのページで読み込むにはtrue を使用してください。 |