yumを使用したCentOS/Red Hatへのインストール
このページでは、Rippleのyumリポジトリを使用して、CentOS 7またはRed Hat Enterprise Linux 7に、rippled
の安定した最新バージョンをインストールする場合の推奨手順を説明します。
以下の手順では、Rippleによってコンパイルされたバイナリーをインストールします。
前提条件
rippled
をインストールする前に、システム要件を満たす必要があります。
インストール手順
Ripple RPMリポジトリをインストールします。
$ cat << REPOFILE | sudo tee /etc/yum.repos.d/ripple.repo [ripple-stable] name=XRP Ledger Packages baseurl=https://repos.ripple.com/repos/rippled-rpm/stable/ enabled=1 gpgcheck=0 gpgkey=https://repos.ripple.com/repos/rippled-rpm/stable/repodata/repomd.xml.key repo_gpgcheck=1 REPOFILE
最新のrepoのアップデートを取得します。
$ sudo yum -y update
新しい
rippled
パッケージをインストールします。$ sudo yum install rippled
バージョン1.3.1では、構成ファイル(
rippled.cfg
およびvalidators.txt
)を変更する必要はありません。このアップデート手順では、既存の構成ファイルが現在のまま残ります。systemdユニットファイルを再度読み込みます。
$ sudo systemctl daemon-reload
起動時に開始するように、
rippled
サービスを設定します。$ sudo systemctl enable rippled.service
rippled
サービスを開始します。$ sudo systemctl start rippled.service
次のステップ
rippled
が残りのネットワークと同期されるまでには数分かかることがあります。その間、レジャーがない旨を知らせる警告が出力されます。
rippled
ログメッセージの詳細は、ログメッセージについてをご覧ください。
rippled
が残りのネットワークと同期されたら、ストックrippled
サーバが完全に機能するようになります。このサーバを、ローカル署名やXRP LedgerへのAPIアクセスに使用できます。rippled
サーバがネットワークと同期されているかどうかを判別するには、rippled
サーバの状況を使用します。rippled
のコマンドラインインターフェイスを使用すれば、これを迅速にテストできます。
rippled server_info
rippled APIを使用したrippled
サーバとの通信について詳しくは、rippled API referenceをご覧ください。
ストックrippled
サーバを実行できたら、次に検証サーバとして実行してみましょう。検証サーバについて、そして検証サーバを実行する理由については、バリデータとしてのrippledの実行をご覧ください。
rippled
サーバの起動でお困りですか? rippledサーバが起動しないをご覧ください。
その他の構成
rippled
は、デフォルト構成でXRP Ledgerに接続する必要があります。ただし、rippled.cfg
ファイルを編集すれば、設定を変更できます。推奨される構成設定については、容量の計画をご覧ください。
推奨インストールでは、デフォルトで/etc/opt/ripple/rippled.cfg
という設定ファイルを使用します。その他の場所としては、$HOME/.config/ripple/rippled.cfg
($HOME
はrippled
を実行しているユーザのホームディレクトリです)、$HOME/.local/ripple/rippled.cfg
またはrippled
を起動した現在の作業ディレクトリがあります。
すべての構成オプションの説明については、rippled
GitHubリポジトリーをご覧ください。
構成の変更を有効にするには、rippled
を再起動する必要があります。
[debug_logfile]
セクションまたは[database_path]
セクションを変更すると、rippled
を実行するユーザに、新しく構成したパスの所有権を付与する必要が生じる場合があります。
更新
rippled
を定期的に更新して、残りのXRP Ledgerネットワークと同期させておく必要があります。rippledのGoogleグループをサブスクライブすれば、rippled
の新しいリリースに関する通知を受け取ることができます。
rippled
のパッケージには、Linuxでの自動更新を有効にするために使用できるスクリプトが含まれています。その他のプラットフォームでは、手動での更新が必要です。