StatsDの設定
rippled
は自分自身に関するヘルスや動作情報をStatsDフォーマットでエクスポートできます。これらの情報は、rippledmon
やStatsDフォーマットの統計情報を受け付ける他のコレクターを通して取得し、可視化することができます。
設定の手順
rippled
サーバでStatsDを有効にするには、以下の手順を実行します。
別のマシンで
rippledmon
インスタンスをセットアップし、統計情報を受信して集計します。$ git clone https://github.com/ripple/rippledmon.git $ cd rippledmon $ docker-compose up
上記の手順を実行する際には、DockerとDockerComposeがマシンにインストールされていることを確認してください。
rippledmon
の設定については、rippledmon
リポジトリをご覧ください。[insight]
をrippled
の設定ファイルに追加します。[insight] server=statsd address=192.0.2.0:8125 prefix=my_rippled
address
にはrippledmon
が接続しているIPアドレスとポートを指定します。デフォルトでは、このポートは8125です。prefix
には設定するrippled
サーバを識別する名前を指定します。prefixには、空白、コロン":"、または縦棒"|"を含めてはいけません。このprefix(接頭辞)は、このサーバからエクスポートされるすべてのStatsDの統計情報に表示されます。
推奨インストールでは、デフォルトで
/etc/opt/ripple/rippled.cfg
という設定ファイルを使用します。その他の場所としては、$HOME/.config/ripple/rippled.cfg
($HOME
はrippled
を実行しているユーザのホームディレクトリです)、$HOME/.local/ripple/rippled.cfg
またはrippled
を起動した現在の作業ディレクトリがあります。rippled
サービスを再起動します。$ sudo systemctl restart rippled
統計情報がエクスポートされていることを確認します。
$ tcpdump -i en0 | grep UDP
en0
をあなたのマシンの適切なネットワークインターフェースに置き換えてください。あなたのマシンのインターフェースの完全なリストを取得するには$ tcpdump -D
を使ってください。出力の例:
00:41:53.066333 IP 192.0.2.2.63409 > 192.0.2.0.8125: UDP, length 196
rippledmon
インスタンスの設定されたアドレスとポートへの送信トラフィックを示すメッセージが定期的に表示されるはずです。
StatsDの各データの説明については、rippledmon
リポジトリをご覧ください。
関連項目
- コンセプト:
- チュートリアル:
- リアファレンス: