gRPCの設定
rippled
サーバはP2Pモードサーバが提供できる限定的なgRPC APIを持っています。レポートモードのサーバはこのAPIを使って、最新の有効なレジャーやトランザクションに関するデータを取得します。新しい設定を使って、サーバ上でgRPC APIを有効にすることができます。
注意
gRPCのサポートは、特にP2Pモードサーバからレポートモードサーバにデータを提供することを目的としています。gRPC APIは予告なく変更される可能性がありますし、将来のバージョンで完全に削除される可能性もあります。
前提条件
gRPCを有効にするには、次の前提条件を満たす必要があります。
rippledのインストールが必要です。.
サーバは選択したポートに接続できる必要があります。
手順
サーバでgRPCを有効にするには、以下の手順を実行します。
[port_grpc]
がrippled
設定ファイルにあることを確認してください。[port_grpc] port = 50051 ip = 127.0.0.1
port
はサーバがクライアントアプリケーションからのgRPC接続を待ち受けるポートを定義します。推奨されるポートは50051
です。- ip
はサーバが待ち受けるインタフェースを定義します。127.0.0.1
はローカルループバックネットワーク(同じマシン)への接続を制限し、デフォルトで有効になっています。この値を0.0.0.0
に変更すると、利用可能なすべてのネットワークインターフェイスを待ち受けます。
推奨インストールでは、デフォルトで
/etc/opt/ripple/rippled.cfg
という設定ファイルを使用します。その他の場所としては、$HOME/.config/ripple/rippled.cfg
($HOME
はrippled
を実行しているユーザのホームディレクトリです)、$HOME/.local/ripple/rippled.cfg
またはrippled
を起動した現在の作業ディレクトリがあります。rippled
サービスを開始(または再起動)します。sudo systemctl restart rippled