ピアリングの設定
XRP Ledgerのピアツーピアプロトコルは、ほとんどの場合、ピア接続を自動的に管理します。場合によっては、サーバが接続するピアを手動で調整して、サーバの可用性とネットワークの他の部分との接続性を最大限に高めたいというケースがあります。
同じデータセンター内で複数のサーバを稼動させている場合は、クラスター化して効率を向上させたいケースがあります。ピアツーピアネットワークのトポロジー内の重要なハブなど、稼動していないが接続を維持したいサーバ用の予約済みピアスロットを使うことができます。他のピアについては、サーバはピアを自動検出し、その接続を管理しますが、望ましくない動作をするピアをブロックするように手動で介入することもできます。
- rippledサーバのクラスター化
サーバのグループで処理を分担するように設定して効率化します。
- プライベートサーバの設定
サーバが特定の信頼できるピアのみに接続するように設定します。
- ピアクローラの設定
rippledサーバがステータスとピアについてどの程度の情報を公表するか設定します。
- 回線圧縮の有効化
ピアツーピア通信を圧縮して帯域幅を節約します。
- ピアリングのポート転送
受信ピアがrippledサーバに接続できるようにファイアウォールを設定します。
- 特定のピアへの手動接続
rippledサーバを特定のピアに接続します。
- ピアの最大数の設定
rippledサーバが接続するピアの最大数を設定します。
- ピアリザベーションの使用
ピアリザベーションを使用して特定のピアへのより信頼できる接続を設定します。