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Credential

Credentialエントリは資格情報を表し、対象(subject) アカウントについての 資格発行者(credential issuer) アカウントからの証明を含みます。この証明の意味は発行者によって定義されます。

CredentialのJSONの例

{
    "LedgerEntryType": "Credential",
    "Flags": 65536,
    "Subject": "rsUiUMpnrgxQp24dJYZDhmV4bE3aBtQyt8",
    "Issuer": "ra5nK24KXen9AHvsdFTKHSANinZseWnPcX",
    "IssuerNode": "0000000000000000",
    "CredentialType": "6D795F63726564656E7469616C",
    "PreviousTxnID": "8089451B193AAD110ACED3D62BE79BB523658545E6EE8B7BB0BE573FED9BCBFB",
    "PreviousTxnLgrSeq": 234644,
    "SubjectNode": "0000000000000000",
    "index": "A738A1E6E8505E1FC77BBB9FEF84FF9A9C609F2739E0F9573CDD6367100A0AA9"
}

Credentialのフィールド

共通フィールドに加えて、Credentialエントリには以下のフィールドがあります。

フィールドJSON型内部の型必須?説明
CredentialType文字列 - 16進数Blobはいこのエントリが表す資格情報の種類を定義する任意のデータ。最小長は1バイトで最大長は64バイトです。
Expiration数値UInt32いいえ資格情報が期限切れとなる時間(リップルエポックからの秒数)。
Issuer文字列 - アドレスAccountIDはいこの資格情報を発行したアカウント。
IssuerNode文字列UInt64はいディレクトリが複数のページで構成される場合に、発行者のディレクトリのどのページがこのエントリにリンクしているかを示すヒント。
PreviousTxnID文字列 - ハッシュHash256はいこのエントリを最後に変更したトランザクションの識別ハッシュ。
PreviousTxnLgrSeq数値UInt32はいこのオブジェクトを最後に変更したトランザクションを含むレジャーインデックス
Subject文字列 - アドレスAccountIDはいこの資格情報の対象となるアカウント。
SubjectNode文字列UInt64はいディレクトリが複数のページで構成される場合に、対象の所有者ディレクトリのどのページがこのエントリにリンクしているかを示すヒント。
URI文字列 - 16進数Blobいいえ資格情報に関する任意の追加データ(例:W3C形式の検証可能な資格情報を取得できるURL)。

Credentialのフラグ

Credentialエントリでは、Flagsフィールドに以下のフラグを組み合わせることができます:

フラグ名16進値10進値説明
lsfAccepted0x0001000065536有効な場合、資格情報の対象者が資格情報を承認したことを示します。そうでない場合、発行者が資格情報を作成しましたが、対象者がまだ承認していないため、有効ではありません。

Credentialの準備金

資格情報エントリは、対象者が資格情報を承認している場合、対象アカウントの所有者準備金の1アイテムとしてカウントされます。そうでない場合、資格情報エントリは発行者アカウントの準備金の1アイテムとしてカウントされます。

Credential IDのフォーマット

Credentialエントリの一意のIDは、以下の値を順番に連結したもののSHA-512Halfハッシュです。

  • Credentialスペースキー(0x0044)
  • Subjectフィールドの値
  • Issuerフィールドの値
  • CredentialTypeフィールドの値