NegativeUNL
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NegativeUNL
オブジェクトタイプは、ネガティブUNLの現在の状態、つまり現在オフラインであると考えられる信頼できるバリデーションのリストを含んでいます。
各台帳のバージョンには、最大1つのNegativeUNL
オブジェクトが含まれます。無効になっているか、無効になる予定のバリデータがない場合、台帳にはNegativeUNL
オブジェクトは存在しません。
NegativeUNL JSONの例
{ "DisabledValidators": [ { "DisabledValidator": { "FirstLedgerSequence": 1609728, "PublicKey": "ED6629D456285AE3613B285F65BBFF168D695BA3921F309949AFCD2CA7AFEC16FE" } } ], "Flags": 0, "LedgerEntryType": "NegativeUNL", "index": "2E8A59AA9D3B5B186B0B9E0F62E6C02587CA74A4D778938E957B6357D364B244" }
NegativeUNL
オブジェクトは、以下のフィールドを持ちます。
名前 | JSONの型 | 内部の型 | 必須? | 説明 |
---|---|---|---|---|
DisabledValidators | 配列 | Array | いいえ | DisabledValidator オブジェクト(下記参照)は、現在無効になっている信頼できるバリデータを表すリストです。 |
Flags | 数値 | UInt32 | はい | 真偽値フラグのビットマップ。NegativeUNLオブジェクトタイプにはフラグが定義されていないため、この値は常に0 となります。 |
LedgerEntryType | 文字列 | UInt16 | はい | 0x004E は文字列NegativeUNL に対応し、このオブジェクトがNegativeUNLであることを意味します。 |
ValidatorToDisable | 文字列 | Blob | いいえ | 次回のフラグレジャーで無効化される予定の信頼できるバリデータの公開鍵を表します。 |
ValidatorToReEnable | 文字列 | Blob | いいえ | 次回のフラグレジャーで再有効化される予定のネガティブUNLの信頼できるバリデータの公開鍵を表します。 |
DisabledValidatorオブジェクト
各DisabledValidator
オブジェクトは無効化されたバリデータ一つ分を表します。JSONでは、DisabledValidator
オブジェクトはDisabledValidator
という1つのフィールドを持ち、そのオブジェクトは以下のフィールドを持つ別のオブジェクトを含んでいます。
名前 | JSONの型 | 内部の型 | 説明 |
---|---|---|---|
FirstLedgerSequence | 数値 | UInt32 | バリデータがネガティブUNLに追加されたときのレジャーインデックスを表します。 |
PublicKey | 文字列 | Blob | バリデータのマスター公開鍵を16進数で表します。 |
NegativeUNL IDのフォーマット
NegativeUNL
オブジェクトのIDは、NegativeUNL
のスペースキー(0x004E
)のみのハッシュです。つまり、台帳上のNegativeUNL
オブジェクトのIDは常に次のようになります。
2E8A59AA9D3B5B186B0B9E0F62E6C02587CA74A4D778938E957B6357D364B244