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NegativeUNL

(NegativeUNL amendmentにより追加されました。)

NegativeUNLオブジェクトタイプは、ネガティブUNLの現在の状態、つまり現在オフラインであると考えられる信頼できるバリデーションのリストを含んでいます。

各台帳のバージョンには、最大1つのNegativeUNLオブジェクトが含まれます。無効になっているか、無効になる予定のバリデータがない場合、台帳にはNegativeUNLオブジェクトは存在しません。

NegativeUNL JSONの例

{
  "DisabledValidators": [
    {
      "DisabledValidator": {
        "FirstLedgerSequence": 91371264,
        "PublicKey": "ED58F6770DB5DD77E59D28CB650EC3816E2FC95021BB56E720C9A12DA79C58A3AB"
      }
    }
  ],
  "Flags": 0,
  "LedgerEntryType": "NegativeUNL",
  "PreviousTxnID": "8D47FFE664BE6C335108DF689537625855A6A95160CC6D351341B92624D9C5E3",
  "PreviousTxnLgrSeq": 91442944,
  "index": "2E8A59AA9D3B5B186B0B9E0F62E6C02587CA74A4D778938E957B6357D364B244"
}

NegativeUNLオブジェクトは、以下のフィールドを持ちます。

名前JSONの型内部の型必須?説明
DisabledValidators配列ArrayいいえDisabledValidatorオブジェクト(下記参照)は、現在無効になっている信頼できるバリデータを表すリストです。
Flags数値UInt32はい真偽値フラグのビットマップ。NegativeUNLオブジェクトタイプにはフラグが定義されていないため、この値は常に0となります。
LedgerEntryType文字列UInt16はい0x004Eは文字列NegativeUNLに対応し、このオブジェクトがNegativeUNLであることを意味します。
PreviousTxnID文字列Hash256いいえこのエントリを最後に変更したトランザクションの識別ハッシュ。fixPreviousTxnID amendmentにより追加されました。)
PreviousTxnLgrSeq数値UInt32いいえこのエントリを最後に変更したトランザクションが含まれるレジャーインデックスfixPreviousTxnID amendmentにより追加されました。)
ValidatorToDisable文字列Blobいいえ次回のフラグレジャーで無効化される予定の信頼できるバリデータの公開鍵を表します。
ValidatorToReEnable文字列Blobいいえ次回のフラグレジャーで再有効化される予定のネガティブUNLの信頼できるバリデータの公開鍵を表します。

DisabledValidatorオブジェクト

DisabledValidatorオブジェクトは無効化されたバリデータ一つ分を表します。JSONでは、DisabledValidatorオブジェクトはDisabledValidatorという1つのフィールドを持ち、そのオブジェクトは以下のフィールドを持つ別のオブジェクトを含んでいます。

名前JSONの型内部の型説明
FirstLedgerSequence数値UInt32バリデータがネガティブUNLに追加されたときのレジャーインデックスを表します。
PublicKey文字列Blobバリデータのマスター公開鍵を16進数で表します。

NegativeUNL IDのフォーマット

NegativeUNLオブジェクトのIDは、NegativeUNLのスペースキー(0x004E)のみのハッシュです。つまり、台帳上のNegativeUNLオブジェクトのIDは常に次のようになります。

2E8A59AA9D3B5B186B0B9E0F62E6C02587CA74A4D778938E957B6357D364B244