XRP Ledger Apex is back in Amsterdam

Register Now
Last updated
Edit

DirectoryNode

[ソース]

DirectoryNodeオブジェクトタイプは、レジャーの状態ツリー内の他オブジェクトへのリンクのリストを提供します。概念上の1つの ディレクトリ は、1つ以上の各DirectoryNodeオブジェクトが含まれる二重リンクリストの形式になっています。各DirectoryNodeオブジェクトには、他オブジェクトのIDが最大32個まで含まれています。1番目のオブジェクトはディレクトリのルートと呼ばれ、ルートオブジェクト以外のオブジェクトはすべて必要に応じて自由に追加または削除できます。

2種類のディレクトリがあります。

  • 所有者ディレクトリは、アカウントが所有するその他のオブジェクト(RippleStateオブジェクトやOfferオブジェクトなど)をリストします。
  • オファーディレクトリは、分散型取引所で利用可能なオファーをリストします。1つのオファーディレクトリには、同一イシュアンスに同一為替レートが設定されているすべてのオファーが含まれます。

DirectoryNodeのJSONの例

  1. オファーディレクトリ
  2. 所有者ディレクトリ
{
  "ExchangeRate": "4F069BA8FF484000",
  "Flags": 0,
  "Indexes": [
      "AD7EAE148287EF12D213A251015F86E6D4BD34B3C4A0A1ED9A17198373F908AD"
  ],
  "LedgerEntryType": "DirectoryNode",
  "RootIndex": "1BBEF97EDE88D40CEE2ADE6FEF121166AFE80D99EBADB01A4F069BA8FF484000",
  "TakerGetsCurrency": "0000000000000000000000000000000000000000",
  "TakerGetsIssuer": "0000000000000000000000000000000000000000",
  "TakerPaysCurrency": "0000000000000000000000004A50590000000000",
  "TakerPaysIssuer": "5BBC0F22F61D9224A110650CFE21CC0C4BE13098",
  "index": "1BBEF97EDE88D40CEE2ADE6FEF121166AFE80D99EBADB01A4F069BA8FF484000"
}

DirectoryNodeのフィールド

名前JSONの型内部の型必須?説明
ExchangeRate数値UInt64いいえ(オファーディレクトリのみ)廃止予定。使用しないでください。
Flags数値UInt32はいこのディレクトリに対して有効になっているブール値フラグのビットマップ。現在、プロトコルではDirectoryNodeオブジェクトのフラグは定義されていません。
Indexes配列Vector256はいこのディレクトリの内容: 他のオブジェクトのIDの配列。
IndexNext数値UInt64いいえ(省略可)このディレクトリに複数のページが含まれている場合、このIDはチェーン内の次のオブジェクトにリンクし、末尾でラップアラウンドします。
IndexPrevious数値UInt64いいえ(省略可)このディレクトリに複数のページが含まれている場合、このIDはチェーン内の前のオブジェクトにリンクし、先頭でラップアラウンドします。
LedgerEntryType文字列UInt16はい値が0x0064(文字列DirectoryNodeにマッピング)の場合は、このオブジェクトがディレクトリの一部であることを示します。
Owner文字列AccountIDいいえ(所有者ディレクトリのみ)このディレクトリ内のオブジェクトを所有するアカウントのアドレス。
RootIndex文字列Hash256はいこのディレクトリのルートオブジェクトのID。
TakerGetsCurrency文字列Hash160いいえ(オファーディレクトリのみ)このディレクトリのオファーのTakerGetsの額の通貨コード。
TakerGetsIssuer文字列Hash160いいえ(オファーディレクトリのみ)このディレクトリのオファーのTakerGetsの額のイシュアー。
TakerPaysCurrency文字列Hash160いいえ(オファーディレクトリのみ)このディレクトリのオファーのTakerPaysの額の通貨コード。
TakerPaysIssuer文字列Hash160いいえ(オファーディレクトリのみ)このディレクトリのオファーのTakerPaysの額のイシュアー。

DirectoryNodeのフラグ

DirectoryNodeエントリに定義されているフラグはありません。

DirectoryNodeの準備金

DirectoryNodeエントリは準備金が不要です。

ディレクトリ IDのフォーマット

DirectoryNodeのIDを作成するときには、DirectoryNodeが以下のどのページを表しているかに応じて3種類の方式があります。

  • 所有者ディレクトリの1番目のページ(ルートとも呼ばれます)
  • オファーディレクトリの1番目のページ
  • いずれかのディレクトリの以降のページ

所有者ディレクトリの1番目のページのIDは、以下の値がこの順序で連結されているSHA-512ハーフです。

  • 所有者ディレクトリのスペースキー(0x004F
  • OwnerフィールドのAccountID。

オファーディレクトリの1番目のページには特殊なIDがあります。このIDの上位192ビットはオーダーブックを定義し、それ以降の64ビットはこのディレクトリ内のオファーの為替レートを定義します。(IDはビッグエンディアンであるため、最初に位置する上位ビットにブックが含まれ、後に位置する下位ビットにクオリティが含まれます。)これにより、最適なオファーから最低のオファーへの順にオーダーブックを反復できます。具体的には、先頭192ビットとは、以下の値がこの順序で連結されているSHA-512ハーフの先頭192ビットです。

  • ブックディレクトリのスペースキー(0x0042
  • TakerPaysCurrencyの160ビットの通貨コード
  • TakerGetsCurrencyの160ビットの通貨コード
  • TakerPaysIssuerのAccountID
  • TakerGetsIssuerのAccountID

オファーディレクトリのIDの下位64ビットは、そのディレクトリ内のオファーのTakerPaysの額をTakerGetsの額で割った結果を、XRP Ledgerの内部金額フォーマットの64ビット数値で表したものです。

DirectoryNodeがディレクトリの1番目のページではない場合(所有者ディレクトリ、オファーディレクトリのいずれの場合でも)、DirectoryNodeのIDは、以下の値をこの順序で連結したSHA-512ハーフです。

  • DirectoryNodeスペースキー(0x0064
  • ルートDirectoryNodeのID
  • このオブジェクトのページ番号(ルートDirectoryNodeは0であるため、この値は1以上の整数値です。)