回線圧縮の有効化
rippled
サーバはピアツーピア通信を圧縮することで帯域幅を節約できますが、その代償としてCPU使用率が高くなります。回線圧縮を有効にすると、サーバは回線圧縮を有効にしているピアサーバとの通信を自動的に圧縮します。
手順
サーバで回線圧縮を有効にするには、以下の手順を実行します。
1. rippled
サーバの設定ファイルを編集します。
$ vim /etc/opt/ripple/rippled.cfg
推奨インストールでは、デフォルトで/etc/opt/ripple/rippled.cfg
という設定ファイルを使用します。その他の場所としては、$HOME/.config/ripple/rippled.cfg
($HOME
はrippled
を実行しているユーザのホームディレクトリです)、$HOME/.local/ripple/rippled.cfg
またはrippled
を起動した現在の作業ディレクトリがあります。
2. 設定ファイルに[compression]
を追加またはコメントアウトします。
圧縮を有効にするには
[compression] true
圧縮を無効にするにはfalse
を使用します(デフォルト)。
3. rippled
サーバを再起動します。
$ sudo systemctl restart rippled.service
再起動後、サーバは回線圧縮を有効にしている他のピアとの間で自動的に回線圧縮を使用します。