ピアの最大数の設定
rippled
サーバには、接続先のピアの数を定める設定可能なソフト最大数があります。ピアのデフォルトの最大数は21です。
注記
内部的に、サーバは受信ピアと送信ピアのおおよそのクォータを生成します。固定ピアやピアリザベーションを使用している場合、あるいはconnectメソッドを使用して追加のピアに手動で接続している場合は、このソフト最大数を超える可能性があります。
サーバが許可するピアの最大数を変更するには、以下の手順を実行します。
rippled
の構成ファイルを編集します。$ vim /etc/opt/ripple/rippled.cfg
推奨インストールでは、デフォルトで
/etc/opt/ripple/rippled.cfg
という設定ファイルを使用します。その他の場所としては、$HOME/.config/ripple/rippled.cfg
($HOME
はrippled
を実行しているユーザのホームディレクトリです)、$HOME/.local/ripple/rippled.cfg
またはrippled
を起動した現在の作業ディレクトリがあります。構成ファイルで、
[peers_max]
スタンザのコメントを解除して編集するか、まだない場合は追加します。[peers_max] 30
スタンザの内容は、許可するピアの合計数を示す整数のみである必要があります。デフォルトでは、サーバは受信ピアが約85%、送信ピアが約15%という比率を維持するように試みますが、送信ピアの最小数が10であるため、68未満の値にしても、サーバが行う送信ピア接続の数は増えません。
[peers_max]
値を10未満にした場合でも、サーバはハードコーディングされた最小数である10台の送信ピアを許可するため、ネットワークとの接続を維持できます。すべての送信ピア接続をブロックするには、サーバをプライベートピアとして設定します。注意接続先のピアサーバが増えると、rippled
サーバが使用するネットワーク帯域幅も増えます。rippled
サーバに良好なネットワーク接続があり、使用する帯域幅のコストを許容できる場合にのみ、ピアサーバの数に大きな値を設定してください。rippled
サーバを再起動します。$ sudo systemctl restart rippled.service