ピアクローラの設定
デフォルトでは、rippled
サーバは、ピアクローラAPIを使ってリクエストしてきた人に統計を公開し、XRP Ledgerのピアツーピアネットワークの健全性と状況を追跡しやすくしています。より多くの情報を提供したり、より少ない情報を提供したり、あるいはピアクローラーのリクエストを完全に拒否するように、サーバを設定することができます。
このドキュメントには、2つのオプションについて説明しています。
ピアクローラが報告する情報の変更
ピアクローラからのリクエストに対してサーバが提供する情報量を設定するには、以下の手順を実行します。
rippled
の設定ファイルを編集します。vim /etc/opt/ripple/rippled.cfg
推奨インストールでは、デフォルトで
/etc/opt/ripple/rippled.cfg
という設定ファイルを使用します。その他の場所としては、$HOME/.config/ripple/rippled.cfg
($HOME
はrippled
を実行しているユーザのホームディレクトリです)、$HOME/.local/ripple/rippled.cfg
またはrippled
を起動した現在の作業ディレクトリがあります。設定ファイルに
[crawl]
を追加または更新し、変更を保存します。[crawl] overlay = 1 server = 1 counts = 0 unl = 1
このスタンザのフィールドは、サーバがpeer crawlerレスポンスで返すフィールドを制御します。設定フィールドの名前はAPIレスポンスのフィールドと一致します。値が
1
の設定は、レスポンスにそのフィールドを含めることを意味します。0`の値は、そのフィールドをレスポンスから省略することを意味します。この例では、各設定のデフォルト値を示しています。設定ファイルに変更を保存したら、
rippled
サーバを再起動して、更新された設定を適用します。systemctl restart rippled
ピアクローラの無効化
サーバのピアクローラAPIを無効にして、ピアクローラーリクエストにまったくレスポンスしないようにするには、以下の手順を実行します。
rippled
の設定ファイルを編集します。vim /etc/opt/ripple/rippled.cfg
推奨インストールでは、デフォルトで
/etc/opt/ripple/rippled.cfg
という設定ファイルを使用します。その他の場所としては、$HOME/.config/ripple/rippled.cfg
($HOME
はrippled
を実行しているユーザのホームディレクトリです)、$HOME/.local/ripple/rippled.cfg
またはrippled
を起動した現在の作業ディレクトリがあります。設定ファイルに
[crawl]
を追加または更新し、変更を保存します。[crawl] 0
[crawl]
の他のすべての内容を削除するか、コメントアウトしてください。設定ファイルに変更を保存したら、
rippled
サーバを再起動して、更新された設定を適用します。systemctl restart rippled
関連項目
- コンセプト:
- チュートリアル:
- リファレンス: