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MPTokenAuthorize

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注意

Multi-Purpose Token機能は、XRP LedgerプロトコルへのXLS-33d拡張機能の一部として提案されています。 現時点では、テストネットワーク上でこれらの機能を使用することができます。 安定版リリースでAmendment有効化されるまででは、これらのページに記載されている詳細内容は変更される可能性があります。

このトランザクションは、アカウントが特定のMPT発行の残高を保持することを可能にします。トランザクションが成功すると、保有者アカウントが所有する初期残高がゼロの新しいMPTokenオブジェクトが作成されます。

発行者がMPTokenIssuancelsfMPTRequireAuth(ホワイトリスト形式)を設定している場合、発行者も保有者に許可を与えるためにMPTokenAuthorizeトランザクションを送信する必要があります。lsfMPTRequireAuthが設定されていない状態で発行者がこのトランザクションを送信しようとすると、失敗します。

MPTokenAuthorize フィールド

共通フィールドに加えて、MPTokenAuthorizeトランザクションは以下のフィールドを使用します。

フィールドJSON型内部の型説明
Account文字列AccountIDこのアドレスはMPTの発行者または潜在的な保有者のいずれかを示すことができます。
TransactionTypeオブジェクトUInt16新しいトランザクションタイプMPTokenAuthorizeを示します。整数値は29です。
MPTokenIssuanceID文字列UIn192対象となるMPTのIDを示します。
Holder文字列AccountID(任意) 発行者が承認したい保有者のアドレスを指定します。承認/ホワイトリストにのみ使用され、保有者が送信する場合は空である必要があります。
Flags数値UInt32MPTokenAuthorizeのフラグをご覧ください。

MPTokenAuthorizeのフラグ

MPTokenAuthorizeタイプのトランザクションは、Flagsフィールドにおいて以下の追加の値をサポートします。

フラグ名16進数値10進数値説明
tfMPTUnauthorize0x000000011保有者が送信する場合に設定すると、保有者がMPTokenの保持を望まなくなったことを示し、その結果MPTokenは削除されます。保有者のMPTokenの残高がゼロでない状態でこのフラグを設定しようとすると、トランザクションは失敗します。一方、発行者が送信する場合に設定すると、発行者が保有者の承認を取り消したい(アローリストにのみ適用)ことを意味し、MPTokenlsfMPTAuthorizedフラグが解除されます。